注文住宅見学会のチェック項目

完成見学会で押さえたい3つのポイント

自然素材の家 別荘建築 注文住宅専門の建築設計事務所 探彩工房の地主です。

誰でも家づくりで失敗したく無いので「数あるハウスメーカーや工務店の中からどの家が一番良いのか」など悩まれていると思います。

そんな方のために住宅見学会では何をチェックしたら良いのかアドバイスできればと思います。

家を建てる時多くの方は、住宅雑誌やネットで検索、カタログを取り寄せ情報を収集、その後住宅展示場や住宅の見学会に行きどの住宅会社で建てようか比較検討していると思います。

しかしただ見学するだけではもったいないので、まずは一番重要な概算の工事金額、工事以外にかかる諸費用、金融機関での借入額、どんなプランでどれぐらいの規模の家が建てられるのか把握する為、住宅展示場にあるハウスメーカーだけではなく地元の工務店の見学会に足を運ぶ事をオススメします。

なぜなら、何社も見てまわるうちに最初はわからなかったことや気がつかなかったこと、家に対する要望や好み、収納や家事動線、間取りプラン、インテリアなど建築に対する知識も広がり、相手の技量などより広い目で物事が判断できるようになってくるからです。

できることなら基礎工事から完成まで見学できると一番参考になると思います。例えば鉄筋が組み上がった様子や(配筋検査後すぐにコンクリートを打つので見れる機会はあまりないと思います)工事中の現場では使用している材料の種類や大きさ、架構組など骨組み、どんな職人さんたちが建てているのかなど把握できるので構造見学会もオススメします。

では実際見学会ではなにをチェックしたり、注意して見たらいいのかご説明します。

とその前にネットで「住宅見学会チェックポイント」「注意する点」などと検索するといろんなサイトが出てきますのでぜひそちらも参考にしてください。

住宅見学会チェックポイントその1

玄関とリビングから出入りできるシューズクロークやガレージから出入りできるキッチンに隣接したパントリーなど動線を考慮した設計プラン

住宅見学会は大まかに分けると構造見学会と完成見学会がありますが、今回は主に完成見学会のチェック項目を3点に絞ってアドバイスしたいと思います。

チェックポイント1 なんとなくでいいので空気感や空間を感じ取る

なんとも曖昧な表現になってしまいましたが完成見学会は展示場と違い見学する建物はお施主様のご好意で見せてもらっていますので、家の規模、間取りプラン、インテリアはお施主さんの好みや要望に応じで建てられたもので、参考にしたいアイディアや逆のケースもあると思います。

その為チェックポイントの一つめは、見学してなんとなく居心地がよく、お子さんがいらっしゃるようでしたらお子さんも気持ちよさそう、楽しそうな家だなと思えるかどうかです。

細かいチェック項目は下記のとおりです

  • 電気をつけなくても明るいか
  • 窓からの眺めはどうか
  • 風通しや採光、視線を考慮した窓の配置か
  • 南側のメインの窓に夏の日射対策の屋根や庇などあるか
  • リビング吹き抜けの場合は床暖房の有無
  • 夏場の留守中熱がこもらない対策をしているか
  • 湿気対策はどうか
  • 設計者の技量がわかる階段の勾配
  • 自分が気になる点をメモして現地で聞いてみる

今の住宅の多くは長期優良住宅レベルで作られ、断熱、気密、耐震性省エネなどは一定の基準をクリアーしていますので、住み心地がよさそうな家かどうかを判断基準に加えたらいいと思います。

注文住宅見学会チェックポイントその2

テレビ台 食器棚 無垢の一枚物のダイニングテーブルなど造り付けで作成したウッドデッキの木の塀で目隠しした吹抜けのリビング

チェックポイント2 収納や家具のセッティングを勝手にイメージしてみる

自分が引っ越してきたことを想像し、なにをどこにどう収納するか、家具をどのようにセッティングするかなど人の家にもかかわらず勝手にイメージしてみます。

せっかくマイホームを建てて引っ越ししたのに「収納場所が足りない「家具を置いて生活したら今住んでいるところとなんら変わらない使い勝手の悪い間取りや家事動線」など後悔しないため「この家に住んだらどんな生活になるんだろう」という目で見学したらいいと思います。

なぜならイメージができるようになると収納、生活動線、家事動線、家の中から外の景色をどう見えるか、逆に道路や隣地からのプライバシー 風の流れ 光の入り方 日射対策、熱の流れなど設計者の目線でプランを検討できるためです。

注文住宅見学会チェックポイントその3

アウトドアライフを楽しめるルーフバルコニーに隣接した明るく風通しのいい吹抜けのダイニングスペース

チェックポイント3 自分の建築予算と建物の大きさを把握して見学

特に住宅展示場のモデルハウス見学の際注意しておきたいのですが、展示場は大きく豪華に仕上げられ、家具やインテリアもコーディネートされているのでそちらにどうしても目が奪われてしまいます。

自分の建築予算が把握できればどれくらいの坪数の家が建てられるのかわかります。またハウスメーカーのプラン集を参考にすると自分の家のリビングはおよそこれぐらいだとわかりますので、見学する際、このリビングより少し広いとか狭いとか実感できます。

その為早い時期に多くのハウスメーカーや工務店を回って建築予算から割り出した家の規模を把握してみるといいです。

「思ってたより狭くて窮屈だ」「展示場と違う」「リビングのカーテンも開けられない」など後悔しないために、空間、雰囲気、予算など把握できるようにできるだけ多くのハウスメーカーや工務店と接することをオススメします。

なぜならどの商売も本質があるように家づくりも本質を見抜かないと住んだ後に後悔すると思います。

以上

最低限押さえる見学会でのチェックポイント3つあげましたが最後に

『この住宅会社は予算内で、どんな自分たちの要望にあった暮らしができる家を建ててくれるのか』

と担当者の技量と可能性をチェックしてみてはいかがでしょうか。

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